「妖ノ宮」入門 戯れの致し方

物語を楽しんでみよう

chara 典三:
幸之進さん、幸之進さん。
こんな【選択肢】が出てきましたよ。
chara 幸之進:
あ、オ、俺を呼んだのか?
chara 典三:
楽団でもめたらしく、三味線さんが辞めてしまわれたようです。
迷いますね……。どちらを選んだらよろしいでしょうか?
chara 幸之進:
あー……迷うなら、画面左下に【即時記録】ってのがあるから、それ選んでおきゃいいよ。
いつでもそこから再開できるから。
chara 典三:
時間を戻せるわけですね。まるで『協会』の技術です。
これで、心置きなく幸之進さんとの【会話】に集中できますよ。
chara 幸之進:
う……そうか!【会話】しまくってくれ!

chara 典三:
ところで、改めて。どちらを選んだらいいと思いますか?
chara 幸之進:
あー、こういう選択肢か……。
遊戯の中の俺は、「代わりの三味線を見つけるまで待ってろ」つったんだろ?
そりゃ、「楽しみにしてるわ」一択だよ。
ゲージュツを愛するオトコってのは、黙って待ってくれるオンナを好くものだぜ。
ま、おまえにゲージュツはわかんねーか。
chara 典三:
なるほど……そういうものですか。
では、選んでみましょうか……。

chara 典三:
……あの、新しい三味線を見つけられなかった幸之進さんが失踪なさいました。
chara 幸之進:
え、えええええ!? なんでだ!
おかしいぞ、これ!
chara 典三:
…………。
chara 幸之進:
おかしい! おかしいって!
この幸之進って野郎、ぜってーおかしいよ!
chara 典三:
…………。
chara 幸之進:
そ……そんな目で見るんじゃねえ!
左下の【即時再開】でやり直せばいいだろ!
文句あっか!