|
輝治:
さて、そろそろネタを仕入れましょうかねえ。 |
|
夜光:
『ネタ』? |
|
輝治:
ええ、各人を、自派に引き入れるための『ネタ』ですよ。
誰に尋ねればよろしいでしょうかねえ……。
|
|
輝治:
おや、数奇若が、「珍しいお話を聞かせて」くれるらしいですよ。
こういう『情報通』と懇意にしておくと、なにかと便利なんですよ。 |
|
夜光:
……それは、わかる話だ。
|
|
輝治:
『異人の話』……ですか。 |
|
輝治:
おや、これも【紹介】だったようですね。
おもしろくありませんねえ……もっと数奇若も、他人の弱みを話してくれるといいんですが。 |
|
輝治:
『ガイジンさん』なんて興味ありませんよ。
次の「南風地方の話」を聞いてみましょう。 |
|