「妖ノ宮」入門 戯れの致し方

輝治の野望(崩壊編)

chara 輝治:
おのれ……ガイジンどもめ……。なんとしてもひれ伏させてやる!
まず後ろ盾に【権力】をもらって……。
chara 夜光:
【行動選択画面】の右下を見ろ。
chara 輝治:
『右下』ぁ?

 

chara 輝治:
ああっ!?
chara 夜光:
遊戯は【四十八巡】まで……。
しかも、その【権力】量では、先ほどの異人に勝利することもできぬ。
chara 輝治:
ま、まさか……。

chara 夜光:
『詰み』、だな。
chara 輝治:
あああああああああ!?
おかしい……こんなのおかしいぞ!
chara 夜光:
【脅迫】は、証拠を握るなどの手順を踏むことが多い。
今回は無駄が多すぎたな。
それに、【活気】の低い本紀派だったせいで、いくら【勢力】を高めようと、下がっていってしまうのだ。
chara 輝治:
なるほど、悪いのはすべて本紀というわけか!
あの老いぼれめ……!
chara 本紀:
呼んだか。
chara 輝治:
も、本紀……様。
い、いまのはすべて、遊戯中の話ですよ。遊戯の話。
現実と混同してはなりませんよ、ええ!悪いのは、この遊戯ですよ!
chara 本紀:
望まぬ【結末】を、他人や遊戯のせいにしている暇があるなら、少しでも自分を磨いたらどうだ。
chara 輝治:
ええ、ええ、仰る通りで!
この輝治、目からウロコでございます!
chara 本紀:
……出ていけ。
chara 輝治:
は? いま、なんと。聞き取れませんでした。
chara 本紀:
『出ていけ』と言ったのだ、この青二才が!
貴様如きが、神流河の王になれると思うてか!身の程を知れい!
chara 輝治:
じょ……冗談じゃないぞ!
ええい、貴様の部下など、こちらから願い下げだ!
あとで吠え面かくなよ、クソジジイ!
chara 夜光:
……行ってしまったぞ。
遊戯の解説役がひとり減ったわけだが、いいのか?
chara 本紀:
仕方あるまい。
儂自ら、新たな解説役を招けばいいだけのことだ……。